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COLLECTION

2020 SPRING & SUMMER COLLECTION TRAVELER'S JOURNAL

2020 SPRING & SUMMER COLLECTION TRAVELER'S JOURNAL

徳島県は実は76%が森林です。市内から少し車を走らせるとすぐに渓谷と森が待っています。分け入っても、分け入っても深い森。そんな谷あいにある小さな町が、いま世界的に注目を集めています。自然と調和しながら、循環とサスティナブルな生活を大切にするヒントがそこにあります。

上勝町

人口1,500人ほどのこの町が、これからの世界の希望となるかもしれません。ゼロ・ウェイスト(無駄、ゴミ、浪費をなくす)を日本で初めて町が宣言。住民が自ら40種類以上のゴミ分別をして、なんと80%以上のリサイクル率を達成しています。すごい!

杉の布 KINOF

上勝町はかつて林業の町でした。そのため森のほとんどが杉です。しかし林業は衰退し、荒れて放置状態。その間伐材をどうにか使えないかとチャレンジしているのが、KINOF(木の布)です。杉をチップにして和紙を作り、糸にして織り上げています。身近な資源を生かそうとする精神がここにもあります。matohuでも早速使うことにしました。

カフェ polestar

「北極星」という意味のカフェ。上勝町の野菜を使った定食は絶品です。地元の人や視察にきた人々が気楽に集えて語れる場所をと、東輝実さんがオープンしました。豊かな自然に囲まれたカフェで、彼女とこれからの社会や人間の生き方について語り合った時間が、今も胸に星のように輝いています。

クラフトビール RISE & WIN

廃材を利用した建築で、本格的なクラフトビールを作るお店。出来立てがそのまま飲めて、バーベキューも楽しめます。容器を持っていくと好きなだけビールの量り売りしてくれるのも嬉しい。美味しくゼロ・ウェイストが学べる上勝町のランドマーク。ちなみに名前は英語で「上・勝」の当て字です(笑)。

有機野菜 テンネンアマル

阿部正臣さんは草木染めを学び、藍を育てながら一緒に作った野菜がなんとコンテストでいきなり受賞。本格的に有機野菜をつくり始めたそうです。棚田の耕作放棄地を一人でコツコツ耕しています。阿部さんの誠実な人柄そのままの美しい味です。

上勝阿波晩茶

上勝一帯で伝統的に作られてきた、日本では珍しい乳酸発酵のお茶。棚田の傾斜地の茶葉を夏に刈り取り、樽に1ヶ月漬け込んでつくる農家の自家用のお茶です。ほんのり甘くて淡い味わいが、優しくて癖になります!

こけ玉の森

「山犬嶽」というちょっと怖い名前の山にある、世にも不思議な聖地。辺り一面の岩にびっしりこけが生えて、まるでこけ玉の森に迷い込んだよう。秘境は案外近くに隠れているものですね。

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